世界の弁当:シンガポールのお弁当事情

世界の弁当:シンガポールのお弁当事情

今回は世界の弁当シリーズより今回はシンガポールの弁当事情をのぞいてみましょう。

シンガポールといえば、高層ビルが建ち並び近代的で綺麗なイメージ。
そして多民族国家でもあるので、いろんな国の人や料理、文化などを見ることができる国です。

中国、インド、マレーシア、インドネシアから影響を受けたシンガポールの料理は紛れもなくクオリティ、多様性で高い評価を得ています。

このようないろんな文化のある国のお弁当はどんな感じでしょうか?

 

 

シンガポール在住の日本人の方にインタビューしてみました。

 

1、学校や会社でのお昼ご飯は何を食べますか?

学校のお昼はお弁当か食堂で食べます。
メイドさんがいるお宅はメイドさんが作ったお弁当を持参します。
会社員はお弁当か外でレストラン、フードコート、テイクアウト、フードデリバリーなどを利用します。

 

(Bento&co) メイドさんがいるお宅があるんですね!一般的なんでしょうか?

はい、シンガポールでは一般的で、家事や子供のお世話などを住み込みでしてくれます。私も一時的に利用しましたが、子供が生まれた時など手がいっぱいで大変な時は本当に助かります。
常にメイドさんがおられるお宅もありますよ。

 

(Bento&co) フードコートってたくさんあるんですか?日本だと大きなスーパーにあるものっていうイメージなんですが。

はい、フードコート(ホーカーと言います)は至る所にあります。10ドル位で食べれるので家で作るよりも安く済むことがあるんです。こちらは小さなフードコートがHDBと呼ばれるローカルの人が住むマンションの下にもあります。
シンガポールの人は朝から外食の方も多いですよ。
シンガポールの名物カヤトーストのお店、フードコートは朝8時から営業しています。

(Bento&co) へぇ〜、すごいですね。モーニングがいつでもできますね。外食が充実していていいですね!

 

フードコート(ホーカー)

カヤトースト

食パンの表面を、サクッとこんがり焼いたトーストにカヤジャムという砂糖、卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ(ハーブ)から作られたものをたっぷりと塗り、薄くスライスされたバターを挟んだものになります。

 

2、お弁当を持っていくなら弁当箱は使いますか?弁当箱の文化はありますか?

タッパーを使う方が多いです。
シンガポールにもプラナカンデザインの弁当箱というのがあり、たまに売っていて可愛いですが、実際に使っている人は見たことありません。

 

(Bento&co) おもしろいですね。カラフル!日本の弁当箱も使ってほしい。

 

 

3、お弁当を作る場合、何を入れますか?

中華系の丼が多いですね。ご飯の上におかずをのせる感じです。
あとはサンドイッチですね。

(Bento&co) なるほど、シンプルなものですね。日本のようなおかずを何種類も入れることはないんですね。

 

4、お昼の習慣で日本とは違うところなど気づいた点ありますか?

こちらの人はご飯と一緒に甘い飲み物を買う人が多いです。
タピオカドリンク、甘いレモンティ、甘い緑茶もありますよ。
唐辛子系の辛いものを食べる人が多いからかもしれませんね。

(Bento&co) 甘い飲みものを飲むんですね、甘い緑茶って日本人からすると不思議ですね。

甘い飲みものは砂糖のパーセンテージを選べるんですよ。
フードコートで飲み物をテイクアウトするとビニール袋に入れてくれますよ。

(Bento&co) 砂糖のパーセンテージですか?すごいですね。

 

 

5、日本のお弁当箱、日本文化はシンガポールでは人気ですか?

日本のお弁当箱はデパートや東急ハンズなどで売られているのを見たことがあります。でも、日本に可愛いお弁当がたくさんあることは、あまり知られていないです。日本文化は人気ですよ。シンガポールには日本のお店もたくさんあります。
ダイソーなどもありますよ。

(Bento&co) それはいいですね、日本の味もすぐ食べれますね。

 

6、他にシンガポールで気づいたことありますか?

電子レンジは健康に良くないという方もいます。メイドさんがいる家庭では、出来立てのご飯が食べれるので電子レンジがないという家も多いんです。

(Bento&co) メイドさんがいるといつも美味しいご飯が食べれていいですね。私たちは日常的に電子レンジを使いがちですが。


たくさんお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
いろいろな文化の違いがあって面白かったです。
フードコートが身近にあるので外食が手軽にできるのもいいですね。
メイドさんの文化も取り入れて、人々が暮らしやすい生活を送っているイメージが湧きます。 

日本のお弁当文化はまだ浸透していない様子。
Bento&co英語サイトではシンガポールからの注文も多いです。
これから弁当がブームになるかもしれませんね。

 

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